KPT（ケプト）とは？

一般的には企業やチームで「課題」を共有し、それに対して話し合っていくための一つの方法ですが、生活を充実させるためにも役立つ考え方です。

• Keep（継続できていること）
• Problem（問題点）
• Try（今後改善していきたいこと）

の略です。

テーマや課題をひとつ決めて、付箋を３色用意すれば始めることができます。

KPT講座の参加を通して得られるもの

• 自分の課題と向き合える

一人で向き合うのは難しかったり、苦しいときもありますが、周りの人と一緒に行うことで前向きになれたり、良いアイディアが思いつくかもしれません！

• グループワークで人付き合いに慣れる

ふだん人と話す機会がないという方も、テーマが用意されることで人と話しやすくなります。

• 課題を共有することで得られる安心感

自分だけで悩んだり苦しんでいるという気持ちが和らぎ、安心して今抱えている問題解決に取り組めるかもしれません。

KPTのやり方

①一人ひとり、青い付箋にKeep（継続できていること）について書きます。

②書き終わったら講師が一人ずつ付箋を読み上げ、ホワイトボードへペタペタと貼っていきます。

③２～３チームに分かれて、チーム内メンバーで相談しながらホワイトボードから気になる付箋を選び取ります。

④Keepの青い付箋の内容に対して、

Problem（問題点）とTry（今後改善していきたいこと）があるとしたら、

どんなことがあるかを話し合って、付箋にそれぞれ書いていきます。

➄仕上げは、グループで話し合ったProblemとTryの内容を全体に発表しながらホワイトボードに貼っていきます。

 

パレット稲毛海岸のKPT講座

こんにちは！パレット稲毛海岸施設長の宍倉です。

月に2回ほど、月曜日にKPT講座を実施しています。

KPT講座を始めたきっかけ

私たちがお世話になっている企業様が朝礼時に社員とKPTを行っていると話があり，どのような内容で進めているのかをお伺いしたところ，就労移行でも使えると思い取り入れました。最初は探り探り進めていた参加者も何度も参加していくことでコツをつかみ，話し合いの場の時間が少しずつ増えてきました。

講座の狙い

自分自身のマイナスな部分やネガティブな考えを他者の違った考え方を知ることで、いろいろな考え方に変換できる機会になります。また，グループワークを取り入れていますのでコミュニケーション能力の向上，自己主張ができるようになります。

感情コントロールについてKPTで話し合い

前回のKPT講座では「感情コントロール」がテーマでした。

パレットへ見学に来られた方からの悩みで、「感情のコントロールに苦労している」と相談されたことがきっかけで、このテーマに決まりました。

まずは、感情コントロールがうまくいったパターンをKeepの部分で書き出し。

講座内で挙がった例はこんな感じです。

【Keep（成功）の例】

・イライラして物にあたりそうになったが、物を壊してしまった後のことを考えて行動に移さずに済んだ

【Ｐroblem（失敗）の例】

・物にあたってしまった場合、コストがかかる。

【Ｔry（物に当たらないようにするにはどんな行動をしたらいいか）の例】

・ウォーキングをする　・ねねちゃんのママのウサギみたいなものを用意してやっつける（アニメクレヨンしんちゃんより）　・プチプチ（緩衝材）をプチプチする　・笑う　・歌う

参加者の声

紙とペンがあれば、自分の普段の振り返りにも活用することが出来るところがいいと思いました。

KPTを活用することで、カウンセラーや主治医と話す際にも、報告がスムーズになっていくと思います。

「KPT講座」を一度体験してみませんか？

今日もここまでお読みいただき、ありがとうございました。

パレット稲毛海岸は、利用を検討されている方にまずは来て雰囲気を感じ取っていただきたいと思っています。

見学をしたり、実際に講座を体験していただいた上で、「自分はここに通うことが出来るかな」「自分に合っているかな」などと考えて、利用していただければと思います。

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パレット稲毛海岸　河合