お後がよろしいようで

 

先日テレビを見ていた際、お笑い芸人の方がひと笑いをした後に

『お後がよろしいようで』

という言葉を使った。

この言葉はよく話のオチや盛り上がった後に使われることが多いが

皆さん意味はご存じだろうか？

 

『お後がよろしいようで』というのは落語で使われた言葉で

落語家さんは様々なところで落語を話されており、

車などが無い時代の移動は人力車だった。

今の時代電車なども決まった時間に移動ができるが、昔は時間通りなんて難しい。

予定していた時間に間に合わないこともあったとのこと。

その際どのようにやり過ごすか。それは前の落語家が話を伸ばしてやり過ごしていたというのだ。

つまり次が来るまで話をつなぎ、お客様が待ったり飽きたりしないようにしていた。

私もよく講座が早く終わってしまい、話をして場を持たせるが、持ったためしがない。

利用者さんにも時間が余ったことがバレているんだから尚更ダメだ。

ましてやあんなに注目されている状態の中、即興で話をしていかなければいけないと思うとさすがプロだと感心してしまう。

そして次の落語家さんが会場に到着し、準備ができたことが確認をできたら

 

『お後がよろしいようで』と〆る

『お後がよろしいようで』＝次の準備ができました

ということだ。

 

 

私がなぜこのことをブログに書いてみようかと思ったのか。

理由は二つある。

一つは私自身仕事で必要だと思う能力

・コミュニケーション力

・思考力

そして“柔軟性”を必要と考えているからだ。

パレット稲毛海岸ではコミュニケーションや思考力が身につく講座が多くあり、他の就労移行に比べ特化していると考えている。

SSTやサークル活動などを通してほかの利用者さんともコミュニケーションを取ることができ、

ディベートやKPTでは自分の考えなどを発表したり、相手の意見を聞くなどの講座が多数あるため自然と講座に参加するだけで身につくことができる。

そして“柔軟性”

「私は十分にコミュニケーション力もあるし、思考力があるから大丈夫」

と思う方もいるが、それはそれで素晴らしいことだと思います。Ｇｏｏｄです。

ただ、重要なのが、

一方的なコミュニケーションや思考力になっていないのかが大事なのです

自分が話したいことや伝えたいことだけではなく

・その場に合った話なのか

・今自分が話すのではなく、聞く番なのか

・周りが話しやすい内容なのか

そういったことが重要になる。

“柔軟性”というのはコミュニケーションや思考力を身に付けたその先にあると私は考えています。

この力を身につくことで自分以外のことを見ることができ

他者や会社のために動くことができるようになると思います

パレット稲毛海岸ではそういったことを講座や訓練を通して身に付けれるようサポートをしております。

 

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パレット稲毛海岸　宍倉

 

 

…二つ目の理由が書いていませんでしたね

 

二つ目は先日この言葉の意味をテレビで知って使ってみたかったからです

前々から知っているかのように使っていたらモテそうじゃないですか？

 

 

 

お後がよろしいようで。