2023.12.07

名言に学ぶ①

こんにちは。パレット稲毛海岸　サービス管理責任者　中島です🌈

今回のブログは過去の偉人や著名人が残したいい言葉・・・いわゆる「名言」から学びを得て、日々の生活に取り入れてみませんか？という内容で書いてみました。

そんなことで、今回取り上げる名言はこちら。

“精神的なスランプからは、なかなか抜け出すことができない。
根本的な原因は、食事や睡眠のような基本的なことにあるのに、
それ以外のところから原因を探してしまうからだ。“

これは、元プロ野球選手の落合博満氏の名言です。
落合氏といえばプロ野球好きの方なら知らない人はいないでしょう。
打者として日本プロ野球史上唯一の三冠王3回、監督としても8年間でリーグ優勝4回、日本一1回を成し遂げた、“名選手・名監督”です。

これだけの成功をおさめてきた背景にある、落合氏独自の視点・理論・思考などをマスメディアは”オレ流”と称し、これらをまとめた書籍も数多く出版されました。
そしてそれらはビジネスの世界でも応用できると評判になり、ベストセラーになったのです。

今回の名言も落合氏がそれらの著書の中で、食事と睡眠の重要性について説いた時に用いた言葉になります。
この言葉が伝えたいことを筆者なりに解釈すると・・・

社会人として仕事で成果を出すためには、常に自身の日常生活の習慣をチェックしなさい

・・・ということだと思います。
仕事などでうまくいかなかったことがあると、つい外にその原因を求めてしまいがちになるのは、人間の弱さ故の性といったものでしょうか？
就労支援の事業所に来られる利用者様方も、めいめいの理由で社会や職場環境に適応できず、その訓練に来られる方々です。
通所しはじめのころはそういった理由もあるのか「それ以外の原因」に目が向きやすい傾向が見られがちです。

しかしながら、障がい者の就労支援における訓練においてまず意識すべきことは、落合氏の言葉通りのことです。つまり、最初はPC訓練やビジネスマナーといった事を中心に訓練するより、体調管理や遅刻をしないといった、日常生活の習慣を見直すことを意識してもらいたいのです。

その理由は就労支援事業所を利用し雇用に至った障がい者の1年以内の離職率が高いことにあります。
そして企業側も日常生活の習慣を見直すことを訓練としてしっかり取り組んできたかを障がい者雇用において重要視するようになっています。
つまり、これこそ障がい者の就労支援における訓練としてまず取り組むべき最重要な訓練なのです

落合氏が、圧倒的な結果を残してきた背景にも、食事や睡眠のような日常生活の習慣に気を配るという基礎の積み重ねがあってこそ。社会人として仕事で成果を出すことを目指す上で、ご自身の日常生活の習慣を見直すきっかけとしていただけたら幸いです。