「すみません」と「すいません」このふたつの違いとは？

仕事やプライベートを含め、日常生活を送るうえで一度は「すみません」もしくは「すいません」という言葉を使ったことがあるかと思います。謝罪をするとき、誰かに声を掛けるときなどの場面が多いかと思いますが、そもそもこの２つの言葉には何か違いがあるのでしょうか？また、仕事をするときには使ってもよい言葉なのでしょうか？

 

 

 

＊「すみません」「すいません」の語源

まず、「すみません」と「すいません」は、どちらも相手に謝りたい(申し訳ない)気持ちや、反対に感謝を伝える際に使う言葉で、語源は「済む」や「済まない」からきています。

 

 

 

＊「すみません」「すいません」このふたつの言葉に違いはあるの？

結論から言うと、この二つの言葉に違いはありません。意味は全く同じになり、どちらも謝りたいときや感謝を伝えたい、誰かに声を掛けたいときなどに使われます。

 

 

 

＊「すみません」「すいません」このふたつの言葉はどちらが正しい言葉なの？

「すいません」という言葉は「すみません」を言いやすくした言葉となり、話し言葉として使われてきました。「すいません」の方が発音しやすい・言いやすいことから老若男女問わず広まったようですが、正式には「すみません」が正しい言葉となります。一説には、地域性(方言)とのお話もあるそうです。

 

 

 

＊「すみません」「すいません」は、どんな場面で使われる言葉？

先ほども少しお伝えしましたが、この二つの言葉は以下のような場面でよく使われます。

①謝罪　(何かミスや見落としなどをしてしまったとき)

 

②感謝　(相手に何かをしてもらった・助けてもらったときなど)

 

③依頼　(仕事中に誰かに声を掛けるとき、お店で店員さんを呼ぶときなど)

　　　　

 

 

※英語では「謝罪⇒sorry」「感謝⇒thank you」とそれぞれではっきりと分かれていますが、日本語はひとつの言葉に多くの意味を持つことがあります。

 

 

 

＊「すみません」「すいません」は、仕事をする場面で使っても良い言葉？

仕事をする場面で「すみません」は頻繁に使われますが、使う相手や状況によっては軽率な言葉となってしまうので、以下の言葉に言い換えるとよりビジネスシーンに適した言葉遣いとなります。

 

①謝罪をする場面⇒「申し訳ありません」「申し訳ございません」「お詫び申し上げます」など

 

②感謝をする場面⇒「恐れ入ります」「ありがとうございます」など

 

③依頼をする場面⇒「失礼いたします」「恐れ入ります」など

 

 

 

このように、「すみません」「すいません」は、言葉ひとつに多くの意味を含んでいますので、様々な場面で使用することができるとても便利な言葉です。しかし、ビジネスシーンで使う際は注意が必要です。

 

社会人として、使う相手・使う場面や状況に応じて、きちんとした言葉遣いが出来るよう上手く使い分けていきましょう。

 

 

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パレット銚子　高橋