コミュニケーションスキルを高めるSSTとは？

先日利用されている方と一緒に「ピアサポート活動に生かすSSTの進め方」という学習会に参加してきましたのでご紹介します。

『ピアサポート』や『ＳＳＴ』という言葉を聞いたことがありますか？

ピアサポート

ピア（peer）は英語で仲間・対等・同輩の意味を表しています。

同様の経験をした仲間同士による対等な関係性の中で生まれる支え合いを言います。

ＳＳＴ（social　skillｓ　training）

ソーシャルスキル・トレーニングとは、社会の中で暮らしていくためのコミュニケーションを身につけていくための技法です。

ロールプレイで実際のコミュニケーション技能を向上するための練習する方法や問題に対してどのように取り組むと良いかはっきりしない時に対処法を練習する方法があります。

SSTは、医療現場福祉施設、就労支援の場、学校、職場など様々な施設や場所で実践されています。

私は『SST』という言葉や意味は知っていましたが実際どのようなことを行うのかを見たことがありませんでした。

今回の学習会で実際にピアサポーターとして活動されている方がロールプレイで演習をしてくださり、とても分かりやすく学ぶことが出来ました。

ロールプレイで想定した場面は…

受診時に主治医に相談したいことがある時どのように話をしたらよいか？です。

• まず今の現状を演習で見せて伝える
• 参加者から自分がしていることやアドバイスをその場でしていく
• アドバイスの中から自分が一番取り入れやすいものを選択する。
• 選んだものを演習で学ぶ。
• 実際の場面で試めすという流れです。

実際やってみてうまくいかなくても大丈夫です。

結果を報告し、またみんなで方法を考えていくことを繰り返し行います。

一人で考えていると悩んでしまいがちですがピア（仲間同士、経験者同士）で話し合って解決していければ心強いですし、スキルも高め合えるなんていいことばかりだなと感じました。

参加された方からは、「もっとSSTについて学びたい」「SSTのことを詳しく知れて良かった」という声が多くありました。

誰でも出来るSSTなので事業所でも取り入れてみたいなと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

パレット銚子　伊藤