【就職者さんの声】～就職してからそろそろ半年が経ちます～

昨年就職され職場で絶賛ご活躍中の元利用者のMさん。

同僚の方から「そんなことまでやっているの？」「Mさんがいてくれてとても助かっている」とのお声をいただくほどの評判です。ご本人の適正にあった職場なのでとても生き生きとご活躍されています。就労定着に順調な様子が伺えました。

そんなMさんに素敵なパレット体験記を書いていただけたのでご紹介いたします。

私がパレットを知ったのは、ポストに投函されていたチラシからでした。病気の治療が一 段落し、本格的に職探しをしようと考えていた頃、ハローワークの方に就労支援施設を勧められたのですが、どこも自宅から距離があり悩んでいました。そんな時、近くに就労支援施設であるパレット市原市役所前が新しく出来るというチラシが家に届きました。 ちょうど、春から夏へと移り変わろうかという季節でした。

パレットでの生活はとても居心地のいいものでした。社会生活から離れて久しかった自分にとって、不特定多数の人と同じ空間で過ごすことは不安が大きかったのですが、会話の しやすい雰囲気があり、プログラムを通して少しずつ会話を広げ、半年もする頃には多くの人と仲良く過ごすことが出来るようになりました。

プログラムの内容も自分に合ったものが多かったように思います。他の就労移行支援施設のことはよく知りませんが、プログラムの種類がとても多かったと思います。中でもスイーツ作りや外出するプログラムは利用者の人との会話も弾むため、特に気に入っていました。

また、手芸系のプログラムを通して自分がものを作るのが好きなのだなと新しい発見が ありました。中でも、クラフトバンドは今では自分の趣味となり、新しい職場でのコミュニ ケーションに大変役に立っています。

就職してからそろそろ半年が経ちます。パレットで過ごした日々を懐かしく思います。い つもパレットで作っていたキャラメルポップコーンの甘い香りも記憶から薄れてきました。時が経つにつれてパレットでの記憶が少しずつ薄れ行くなか、節分の鬼のお面を見たときに施設長の顔だけ思い出しました。職場での忙しない生活の中で、あの日々で得た経験をふと思い出してそれが役に立つときが時々あります。そんな時、パレットに行って良かったと常々思います。