一人一人の違いを、一人一人の生きがいに。千葉の障害者就労移行支援事業所
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こんにちは。パレット稲毛海岸スタッフ・中島です。
本日は自信が持てない人に自信を持ってもらえるようになるために必要なファーストステップについての完結編として、私がこの就労移行支援事業所でお勤めしている中で得たある経験によって気づいたことを踏まえてお伝えできればと思います。
前回までのブログで、ヒトは本能的に自身のネガティブな情報を感じ取りやすく、ポジティブな情報に意識的に目を向けることは難しいこと、その背景に特に日本人の場合は相手を立てて自身をへりくだる「謙遜の文化」があることで、自身を他者と比べて過小評価する癖はつけやすい一方、ポジティブな情報に意識的に目を向けることの実践機会が乏しく、自身をほめるということを習慣づけられないことが自分に自信を持つことをより難しくしている要因であると述べてきました。
そのような中で、自信を持てるようになるための必要なファーストステップが「客観視」つまり自身のことを他者だと思って見てみること・その視点に気づけるかが大事なところであり、私中島は支援者としてそこにどう気付かせるか・・・そういった方々と私が面談する際に必ず投げかけるとある質問が本日の本題です。
私どもパレットは就労移行支援事業所・・・障がいのある方に就労に必要な知識やマナー、習慣などを身に着けていただいて就労を含めた社会生活を営めるようになっていくことをお手伝いさせていただく事業所です。
そういった場所ですからご利用者様方の多くに社会生活に躓いた方・自信をなくされた方がいらっしゃいます。
そういった方々に、自信を持てるようになるための必要なファーストステップ「客観視」をしていただくために投げかける質問は何かというと・・・
「アメンボは何の虫の仲間か知ってますか?」・・・というものです。
「自信を持てるようになるための話だったはずなのに、なんで突然虫の話になるんだ???」と思われるのも無理からぬお話でしょう。
ではなぜこの質問が自信を持つことへのファーストステップへとつながるのか解説します。
そもそも大前提として私中島自身もそんなに自信満々な人間ではありません。
思春期からこの障がい者支援の仕事に携わるようになるまでの自身はコンプレックスの塊だったと思っています。
それが変わってくる一つのきっかけが障がい者支援の仕事に初めて携わった職場にてご利用者様と交わした会話にありました。
その日は外出イベントとして動物園に出かけたのですが、池のほとりにアメンボを見かけた私がぽつりと先ほどの質問の答えをつぶやいたことに対するご利用者様の反応を見た時に私自身が衝撃を受けたからです。(先程の質問の答えを考えていた方へ。これより先の文章にネタバレを含みます。)
中島「アメンボも水生カメムシの仲間なんだよね。TVのバラエティ番組とかでタレントが食べさせられるタガメとかと一緒で。」
ご利用者様「え?カメムシ???アメンボがカメムシの仲間なんですか?へぇ~!!知らなかったです!!」
中島(の心の中)「???アメンボがカメムシの仲間であることってそんなに知られていないことなの???」
私中島は幼少期から昆虫に親しみ、放課後には毎日のように虫取りに出かけ、家に帰ればボロボロになるほど図鑑を読み漁っていたことから果ては大学選びまで「昆虫の勉強がしたい」を理由に農学部のある大学を選んだ人間です。
そんな自分の中では「アメンボがカメムシの仲間であること」など知っていて当然の知識
しかしながら、その後誰に聞いても同じような反応を受けたということは世間一般では当然の知識でもなかった・・・ということに衝撃を受けたのと同時に自身が身に着けた知識をいつの間にか過小評価している自分がいることに気づかされたのです。
つまり、自分という枠組みの中だけで「自分」を見ていると自身の持ち合わせている能力が「標準」になってしまいやすくポジティブな情報として受け止めにくいということが起こるということを私はこのエピソードによって「気づく」ことができたのです。
これこそ私が「客観視」することを身に着けた瞬間ではないかと思っていますし、この仕事に携わり、このような視点が持てて以降、私の中にあったコンプレックスから徐々に解放されて、私自身心が穏やかになり、自身に必要以上に自信を持つ必要も持たない必要もないのだな・・・と「自信」というものとフラットに向き合えるようになったのだと思っています。
みなさんの中にもこの中島の「アメンボがカメムシの仲間であること」のような、自身では知っていて・できて当然・普通と思っている知識・技術などが必ずあるはずです。
そしてそれはみなさんにとっては「当然・普通」でも他の人たちにとっても「当然・普通」なのでしょうか?
自分という枠組みの中だけで「自分」を見ない・他者を評価しているときのまなざしで自身を見つめる・・・それができるようになるのも大変なことは実体験としてよく理解しているつもりではありますが、このブログを通じてご自身を客観視することでご自身のいいところに気づいて認めてあげられるようになれる人が一人でも増えたらうれしく思います。
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